2008年09月26日

ややこしや

もともとExcelでは、データベース的なデータのことを「リスト」と呼んでいました。
要するに、最初の1行目が列見出しで、その下の各行に1件分のデータ(レコード)を入力していく形式のデータ範囲です。

ところが、Excel 2003になって、データベース的なデータ範囲を特殊なオブジェクトとして扱うことができる「リスト」という機能が追加されました。
それ以前の「リスト」は機能名ではなく単なる約束事のようなものでしたが、ヘルプの解説の一部には、明らかに「リスト」が従来の意味で使われている部分も残っています。

非常にまぎらわしいので、私が本でこのあたりのことについて書く場合、従来の意味での「リスト」は「リスト形式のデータ範囲」(あるいは単に「データ範囲」)、2003新機能の「リスト」はVBAのオブジェクト名に合わせて「リストオブジェクト」と呼ぶことにしました。
(もちろん、解説の冒頭に断り書きを入れた上で)

ところがところが、Excel 2007になって、この「リスト」が大幅に機能を強化されて、「テーブル」と名前を変えました。
「テーブル」という名前の機能自体は実はそれ以前にもあり、Excel 2007ではこれは「データテーブル」と呼ばれることになりました。

それ以外に「ピボットテーブル」などもありますし、「リスト」という用語は入力規則などでも使用されます。
状況は、整理されたどころか、ますますややこしさを増した感があります。

ちなみにVBAでは、2003の「リスト」も2007の「テーブル」も同じListObjectオブジェクトですが、2007のVBAヘルプの解説では、ある箇所ではこれを「テーブル」と説明していたかと思うと、別の箇所では「リストオブジェクト」と呼んでいたりもします。

以上のようなことだけでも十分ややこしいのですが、先日書いた「Excel+Access データベース連携辞典」という本では、ExcelとAccessの両方の機能に触れる必要がありました。
言うまでもなく、Accessにも「テーブル」があります。
さらに、Excelに外部データを取り込む機能を表す用語は「クエリ」ですが、これももちろんAccessにある用語です。

たとえば、「テーブルを指定してデータを取り込むと、そのデータ範囲がテーブルになる」なんて書いても、普通は理解不能でしょう。(^^;)
もちろん、実際には、それぞれの機能が区別できるような書き方の工夫はしているつもりですが……

それにしてもややこしい……
posted by 土屋和人 at 09:59| Comment(0) | TrackBack(0) | Excel
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