2008年12月15日

パソコン通信

入社した当初に使っていたワープロ専用機からパソコンに変更したのは、当時のクライアント(サーバに対するクライアントではなく、顧客の意味。念のため)の要請があったからでした。

その頃、そのクライアントのところへは、ほぼ毎日のようにアルバイト(時には社員)が出向き、原稿やゲラの受け渡しを行っていたのですが(デリバリー、と呼んでいました)、当時はまだ本格的には普及していなかったパソコン通信を、そのやり取りに使用しよう、ということになったのです。
そのクライアントは出版社ではなくシンクタンクで、そういった新しい情報技術を、業務の中に積極的に取り入れていきたいという意向を持っていました。

それで、まず原稿の作成と編集には、お互いに一太郎を使用することになりました。
ここでも書いた通り一太郎Ver.3の文書は3ファイルのセットで、JXWはテキストファイルですが、ATRとCTLはバイナリファイル。
パソコン通信でも、バイナリファイルの送受信が前提条件となります。

その時はすでにNIFTYのサービスも始まっていたとは思いますが、バイナリデータの送受信についてはどうだったか……結局、選ばれたのは、今では名前もよく覚えていないパソコン通信サービスでした。
(もっとも、この仕事の後は、私のいた会社でもNIFTYが“標準”になっていくのですが)

専用の通信ソフトをPC-9801のAドライブに入れて起動し、Bドライブのフロッピーに入っている一太郎文書の3ファイルを、1ファイルずつ送っていくわけです。
当時のモデムの通信速度は、確か1200bpsか2400bpsだったと思います。

で、送信したら、忘れずに「送信しました」と電話連絡(笑)。

この時の経験で、私もいろいろなことを勉強させてもらいました。
この経験がなかったら、今このような仕事をしているかどうかも、正直わかりません(現在のこの仕事で正解だったかどうか、はともかく)。

ただ、当時は、パソコン通信で便利になったというより、正直「やることが増えてかえって面倒になったなぁ」と感じていました。
実際、パソコン通信のやり取りが始まってからも、そのクライアントのところへは、やはりほぼ毎日のようにデリバリーを出していましたし(笑)。
posted by 土屋和人 at 08:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 昔話
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