「ユーザー設定のビュー」は、うまくはまる用途がある人にとっては非常に便利な機能だと思うのですが、実際に「はまる用途」を持っている人は、おそらくそれほど多くはないと思います。
そのせいかどうか、Excelの機能としては、やはり比較的マイナーなほうではないかと。
そして、マイナーであるために、本当は「はまる用途」を持っている人であっても、この機能の存在に気づかず、みすみす余計な手間をかけている、ということもあるかもしれません。
(まあ、Excelの場合、そういう機能は何も「ユーザー設定のビュー」に限った話ではないのですが)
とりあえずどういう機能かを簡単に書いておくと、現在の表示状態(シート、スクロールや選択セル、ウィンドウの分割状態や表示倍率など)に名前を付けて記録しておき、必要なときにその表示状態に戻せる、というものです。
特に便利だと思うのは印刷の設定も記録できる点で、たとえば、1つのワークシート上で複数の印刷範囲を設定し、用紙設定なども含め必要に応じて切り替えて印刷することができます。
ただ、使用するときにわざわざダイアログボックスを表示させて、ビューを選択しなければならないのが、この機能をよく使う人にはやや面倒かもしれません。
Excel 2003以前では、ツールバーのカスタマイズができ、ドロップダウンリストで簡単にビューを切り替えられるコントロールも追加できたのですが……。
2007ではそうした操作方法が提供されていないことも、この機能がそれほど使われていない1つの証拠なのかもしれません。
そういう私自身、ツールバーをカスタマイズするほどこの機能が必要だと感じたことは、これまで一度もなかったのですが。(^^;)
2009年05月08日
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