A2セルに「カメラ」か「パソコン」の文字とその商品コード(アルファベット1文字を含む3文字)を入力すると、「カメラ」ならA6:B10、「パソコン」ならD6:E8のセル範囲から該当するコードを探し、その金額をB2セルに表示します。


ただし、取り扱う商品はこの2種類だけで、これら以外の商品名が入力されることはありません。
また、未入力の場合や存在しないコードが入力される可能性も考慮しなくて結構です。
これをできるだけ簡単な数式で実現したい場合、B2セルにはどのような数式を入力すればよいでしょうか?
【解答例】
=VLOOKUP(RIGHT(A2,3),IF(A2<"キ",A6:B10,D6:E8),2,FALSE)
数式をIF関数から始めた場合、真の場合と偽の場合でそれぞれVLOOKUP関数を記述することになるため、文字数が多くなります。
ここではIF関数を、VLOOKUP関数の範囲の指定の部分で使用し、真と偽のいずれの場合も、単独の値ではなくセル範囲を返すようにしています。
またその論理式の部分でも、LEFT関数で最初の数文字を取り出すといった手間をかけず、不等号を利用して判定を行っています。
ここでは「キ」より小さいかどうかをチェックしていますが、区別の必要があるのが2つの文字列だけなので、「カメラ」と「パソコン」の間のどの文字でも判定に使用できます。
なお、ここではVLOOKUP関数の書式に忠実に「FALSE」としていますが、「できるだけ簡単な」を優先するなら、最後のカンマだけは残して「FALSE」を省略することもできます。